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JT8 萩片身替茶碗
江戸前期 17C~18C
125mm×65mm
上製桐箱入 木札風呂敷付
¥350,000
Tea bowl Hagi ware.
Early Edo period (17~18C)
萩焼は文禄の役に朝鮮から連れてこられた李勺光が毛利輝元に預けられ、山口県の萩で開窯したのが始まりであると言われています。当時は千利休の侘茶の流行により高麗茶碗が脚光を浴びていて、唐津、薩摩、上野や高取でも帰化した朝鮮の陶工によって高麗風の国焼が作られました。中でも萩焼は高麗茶碗の系統を色濃く残しています。この茶碗は粗めの赤い土を用いて成形し、白土を片身に流し掛けて焼いた茶碗です。当初からの土はぜや釉薬の掛からなかった火間と、使用してできた染みが渾然一体となった景色となり、味わい深いものになっています。これは名物「むら雀」と同じような茶碗ですが一回り小さく作られています。
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