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JT912 輪宝透鐔
NEW
無銘:古刀匠
鉄地丸形土手耳 丸耳 南北朝時代
86.3mm 86.0mm 耳:2.8mm (切羽台:3.0mm)
上製桐箱入落込済
「古刀匠」として保存刀装具鑑定書付
¥380,000
Ko-Tosho. Design of Rinpō.
Nanbokucho period
NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Ko-tōshō”
刀匠鐔は、古い時代に刀匠が一刀を鍛えたときに添えたものが起源と言われ、この名称が付きました。かつては秋山久作翁が600年の星霜を経たものもあると言われましたが、近年は室町中期頃とされていました。しかし、笹野大行氏が「刀装具の起源」の中で「伴中納言絵巻」に出てくる下僕が腰に指している打刀に付けられていたものとして、鎌倉時代からのものと定義をされました。また、耳のない鐔は、笹野大行先生が著された「透鐔」以降は古刀匠として分類しています。この鐔は、さほど大きくはありませんが、時代感があり、当時の指添えとしての打刀や長巻に使われたのではないかと思われます。透かしはていねいで、丸の形は微妙で味わいがあり、しかも格調が高く、保存状態も抜群です。平地には少しだけですが、当初からの漆が残っていて深淵な質感が楽しめます。




