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PA5長閑図

 

川端龍子

絹本肉筆彩色 牙軸 生ぶ三段本表装 桐共箱 塗外箱付

画:1175mm×508mm 軸:2045mm×71mm(軸先含まず)

 

¥550,000

 

Ryushi Kawabata  

1885〜1966

 

明治18年和歌山生まれで10歳の頃に家族と東京へ移転しました。大正2年に渡米して西洋絵画を学びましたが、アメリカ滞在中に立ち寄ったボストン美術館で平治物語絵巻を見て感動したことがきっかけで日本画に転向しました。大正4年、平福百穂らと「珊瑚会」を結成。大正6年に日本美術院同人。その後、昭和3年に院展同人を辞して、翌昭和4年には、「床の間芸術」と一線を画した「会場芸術」としての日本画を主張して「青龍社」を旗揚げして独自の道を歩みました。その後も大作主義を掲げ、大画面の豪放な屏風画を得意としました。大正昭和戦前の日本画壇の代表的な画家であり、また異色の存在でした。昭和41年に没しています。

龍子は、独自の芸術を切り開いた日本画家であり、この「長閑図」も、龍子ならではの特殊なたらし込みを多用した技法や、伝統にとらわれない構図も個性的です。鳥の表情には独特の力強さがあり、空間の表現も新しさを感じさせ、龍子の個性が表れた名作です。画面に痛みはなく軸本体や箱の保存状態も良好です。

川端龍子, Ryushi Kawabata, 書画
川端龍子, Ryushi Kawabata, 書画
川端龍子, Ryushi Kawabata, 書画
川端龍子, Ryushi Kawabata, 書画
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川端龍子, Ryushi Kawabata, 書画
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