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PD8 浅峰山水図
訓 雲泉
紙本肉筆墨彩 牙軸 生ぶ二段丸表装 橋本独山桐識箱 その他添状
画:1274mm×427mm 表装2061mm×569mm (軸先含まず)
¥230,000
Unzen Kushiro
1759〜1811
訓雲泉は、宝暦九年(1759)に島原藩士の子として長崎の雲仙で生まれ、文化八年(1811)に越後で没した、江戸後期を代表する文人画家です。幼少から画を好み、長崎で南画の技法を学び、父親が没した後、寛政三年に備前岡山に出て、浦上玉堂、頼山陽、菅茶山、皆川淇園や浦上春琴らと交流しました。その後、江戸に出て湯島天神裏に住み、多くの文人墨客らと交わりました。文化三年からは越後に赴き、多くの絵を描きました。
この絵は、中国南宋画の影響のあるもので、丁寧な筆致で岩山や樹木を描き、「気韻生動」「筆墨淡雅」と評された雲泉の画風が見事に表れた作品です。
釈海雲の賛があり、戦前の相国寺管長であった高僧、橋本独山の長文の識箱が付属していて貴重です。
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