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PE008 牡丹
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金島桂華
絹本肉筆彩色 牙軸 生ぶ三段本表装 桐共箱塗二重箱(桐箱に虫喰あり)
画:965mm×297mm 軸:1786mm×406mm(軸先含まず)
¥230,000
Keika Kanashima
1892〜1974
金島桂華は、広島県安那郡湯田村、現在の福山市神辺町に生まれました。平井直水に師事し、竹内栖鳳主催の竹杖会(ちくじょうかい)では、西村五雲、徳岡神泉、橋本関雪や土田麦僊と同門でした。特に橋本関雪とは親しく中国に写生旅行に出かけたこともありました。1925年に「芥子」、1928年に「牡丹」で帝展特選、1927年には「鳴子九皐」が宮内省買い上げとなっています。1934年に帝展審査員となり京都画壇の中心的存在でした。戦後も日展理事を務め、日本芸術院賞も受け、日本画壇の重鎮として活躍しました。画風は、四条派を中国の院体画風にした花鳥画を得意とし、特に牡丹の花が得意でした。この絵は、まさに岩に牡丹を描いた作品で、岩は簡略化して花との差を付け、牡丹花は素晴らしく、華麗でありながらも柔らかな花弁を見事に描ききっています。桂華の本領が発揮された得難い作品です。
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