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R2 李朝青井戸茶碗
李朝初期 15世紀
150mm×68mm
上製桐箱入 木札風呂敷付
¥150,000
Ido stoneware teacup for tea party
Early Joseon dynasty (16th century)
やや端反りになった典型的な李朝初期の茶碗です。やや赤味を帯びた柔らかな土に、少し長石を含んだ釉薬をかけて焼成しています。見込みの目跡が語るように、手慣れた工人の手によって大量に生産された碗ですが、窯の中で土が変化して赤い斑点が現れ、不純物の入った透明釉が青色を感じさせる焼成になっています。また、高台周辺のヘラ跡には独特の梅花皮模様が現れています。桃山江戸初期であれば「青井戸」として名物になっていたのでしょう。これは1970年代の発掘ですが、その後、使い込まれてシミや貫入が現れ、味わい深く育っています。
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