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R68 李朝白磁寿字文丸壺
李朝後期 19世紀
154mm×179mm
上製桐箱入 木札風呂敷付
¥320,000
Blue and white porcelain vase with typography.
Joseon dynasty (19th century)
ゆったりとした豊かな円味を持った胴にやや開き気味の口が付いた壺です。奥行きのあるやや黒味を帯びた上質のコバルトは、李朝後期官窯の分院窯のコバルトの特徴です。分院の上手のものは、このように何とも言えない味わいのある形を持っています。染付の文様は二重丸の中に素早く「寿」を書いたもので、手慣れた工人の無心な筆使いとスピード感が伝わってきます。李朝の焼物は、焼成の最後に火を落として急冷するので、口辺のニュウは当初からのものであると思われます。また、小ホツもありますが使われた形跡でありむしろ好感が持てます。純白ではない、灰が被ってややグレーがかった肌も魅力的です。
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